R34までは、スカイラインという車があってのGT-Rという存在でした。
しかし、V35スカイラインからはGT-Rが車種として独立し、スカイラインと差別化が図られました。
こちらでは、スカイライン・GT-R買取日本一を目指すスマイルワークスがV35以降のスカイラインについて迫ります。
V35スカイライン以降、日産は日本国外でのスカイラインブランドの販売を進める形にシフトしました。
R35としてGT-Rが独立したことで、明確に差別化を図る必要があったことも要因でしょう。
そこで新生スカイラインでは「FRミドルセダン」という姿と追求。
伝統の直列6気筒エンジンや丸型テールランプなどを廃止し、2001年にプレミアムセダンとしてV35スカイラインのセダンモデルが登場。
国内では日産ブランドとして、アメリカではインフィニティG35として発売され、特にアメリカでは好評を得ることになります。
ハコスカからR34までのGT-Rは、あくまでスカイラインのスポーツグレードという存在でした。
しかし、R35からは完全に異なったコンセプトを持つ純粋な国産ハイエンドスポーツとして進化。
スカイラインシリーズの象徴でもある丸目テールランプなどは踏襲していますが、車名からも完全にスカイラインという名前がなくなりました。
この差別化によってスカイラインとGT-Rはそれぞれ、別々のモデルとして進化していくことになります。
11代目スカイラインにあたるV35からは、スカイラインシリーズ伝統の直列6気筒エンジンからV型6気筒エンジン「VQ」になり、型式はR30からR34まで続いた「R」からVQエンジンの「V」に変更。
排気量は2.5LのVQ25DDおよび3.0LのVQ30DDの2バリエーション。
後に3.5LのVQ35DEが追加されました。
ボディ&シャーシに関しては、フロンドミッドシップ(FM)パッケージが採用。
4WDのGT-Rが別車種に設定されたことで、よりFRとしての性能を追求するために重量配分の最適化が行われました。
また、デザインに関しても流線的なボディラインが採用され、ヨーロピアンチックな雰囲気になりました。
また、2003年にはCV35スカイラインクーペが発表。
クーペおよびモデルチェンジ後のセダンモデルでは、LEDテールの配置を変更することで、スカイライン伝統の丸型4灯テールランプが復活しました。
北米市場で高く評価されたV35のコンセプトはそのまま、モデルチェンジが図られた12代目スカイライン(V36)。
ボディサイズは全幅+20mm、全高-20mmとワイド&ローなスタイルとなり、つり上がったヘッドライドでシャープなフェイスラインを構築。
4ドアセダンを基本に2ドアモデル「スカイラインクーペ(CV36)」、SUVとなる「スカイラインクロスオーバー(J50)」など、よりラグジュアリー路線に進化しています。
エンジンに関しては、新開発となるVQ25HRおよびVQ35HRをラインアップ。
どちらも前作と排気量こそ同じですが、出力・トルク・燃費ともに大幅に向上。
また、その進化版といえるVQ37VHRエンジンもクーペから採用されています。
先行して北米で展開していたインフィニティQ50の日本仕様として、2014年に発売された現行モデル「V37スカイライン」。
全モデルがハイブリッド仕様になり、V37からは「日産」ではなく「インフィニティ」のバッチが取り付けられています。
これまでのスカイラインはファミリー色がありましたが、V37からは世界基準の高級セダンとしてラグジュアリー路線に進化しています。
パワートレインに関しては、フーガハイブリッドやシーマハイブリッドと同様にVQ35HR+モーターを組み合わせたハイブリッドシステム。
後に直列4気筒DOHCターボを搭載したモデルも設定。
ちなみにV36とV37は同じスカイラインですが、日産バッチとインフィニティバッチとして併売されています。
V37からインフィニティバッチに変わり、高級志向にシフトしたスカイラインシリーズ。
また、V36に関しても2.5Lモデルの「250GT」「250GT Type S」「250GT FOUR」の3グレードが継続販売となり、イメージ的にはトヨタとレクサスのような関係になりました。
今後、スカイラインがインフィニティブランドとして展開されるのかはわかりませんが、スポーツクーペの「フェアレディZ」、高級スポーツセダンの「スカイライン」、スーパースポーツの「GT-R」という住み分けがなされるものだと予想されます。
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